一燈照隅

日本が好きな日本人です

東條手記Ⅱ

2005年08月23日 | 東條英機
東久邇宮参議官質疑
「長期戦を予想することはもちろんだが、適当な時期に終結させられるように今から考えておく必要がある。また、日米間の戦争だけでなく世界の動乱も天皇陛下のご威光によって、我が国主導で終局に導くよう率先することが肝要であると信ずる。」


東條陸相答弁
「戦争の短期終結は、望むところで、いろいろ考えているところだが妙案はない。敵の死命を制する手段がなくて残念である。長期戦となる公算は八〇パーセントと考えるものの、次のような行動が成功すれば短期終結に導くことも不可能ではない。」
1.アメリカ主力艦の撃滅。我がほうがフィリピンを占領したとき、アメリカがこれを奪い返   そうとすれば成功の公算はある。
2.アメリカの対日戦意喪失をはかる(ドイツの対米宣戦、英国本土上陸などの場合)
3.通称破壊戦によってイギリスの死命を制しアメリカの態度を変えさせる。
4.アメリカの重要軍需資源を絶つ。

「東條英機封印された真実」佐藤早苗著 講談社

開戦前から、戦争の終結も考えていたことが伺えます。ただ単純に戦争が始まったのでなく、和平を考えながら交渉が妥結しなければ戦争もやむなし、しかし戦争の終結も考えておく。日露戦争時と変わりません。もし日本がアメリカの言うとおりにしていても戦争にはなったでしょう。当時一番戦争をしたかったのはルーズベルトですから。

東條手記Ⅰ
東條手記Ⅲ
東條手記Ⅳ
東條手記Ⅴ
東條手記Ⅵ
東條手記Ⅶ
東條手記Ⅷ
東條と靖国神社の鳥居 


堀江氏の国家観

2005年08月23日 | 時事問題
堀江貴文氏の国家観が今朝の産経新聞に載っていた。
これを読むかぎり堀江氏は日本は 世界という業界の中の一企業的に考えているように思える。よく言われる世界市民です。自民党より民主党左派の考え方に似ている。


広島6区 ホリエモン節全開「俺メディアの時代だ」
「参議院は必要ない」  
広島6区に出馬予定のライブドア社長、堀江貴文氏(32)は二十二日、インタビューに応じ、「国家観」について、「国という単位を特別視していない。市町村とたいして変わらない。国にこだわるのではなく、もっとグローバルな視点でものを見なければいけない」と述べた。

小泉純一郎首相について、「靖国神社の参拝になぜ、こだわるのかわからない」と語った。  

堀江氏は、選挙戦について、「日本町会議員に立候補するようなつもりでやっている。自分の国を知らなければ、世界もわからないという考えは間違い。自分の田舎のことを知らなくても、東京で成功する人はいる。だから自国を知らなくても世界には通用する。僕の国家観は世界は一つということ」と語った。  

一方、小泉首相の改革路線で、貧富の二極化が進む可能性を懸念する声については「人の幸せは年収だけで測れるもんじゃない。能力のある人、稼ぎたい人にとってチャンスを与える社会になればいいが、これ以上、金持ちから税金をとれば、みんな国外に逃げちゃいますよ」。低所得者層の保護は「最低賃金は保障されてるし、今の法律で十分」と話した。  

小泉首相の改革路線は全面支持するが、「靖国参拝になぜあれほどこだわっているのかわからない。自分には(靖国への)思い入れはないし、よくわからない。悲しむ人がいるなら参拝する必要はない」。

当選した場合の政策は「国会議員が多すぎる。会議で五百人も出席する会社はない。衆議院は三分の一以下、参議院は必要ない」。

産経新聞8月23日朝刊

北朝鮮の拉致問題に対しても堀江氏は「北朝鮮にもっと援助すべきだ、太陽政策を支持する」と言っています。太陽政策では解決しないから、経済封鎖に出なければならないのです。
堀江氏の発言を聞いていると、一企業の収益で物事を判断しているように思えます。その為には国の誇りなど関係ないと言っているのと同じです。加藤紘一氏より危険な考え方です。
スポーツライターの二宮清順氏が言われてましたが、彼は広島カープを買収しようと考えているそうです。その為に広島6区から立候補したそうです。
自民党は堀江氏を公認してはいけません